津村巧の

空軍系兵器

WEAPONS OF AERIAL FORCES

 

津村巧の

兵器図鑑

に行く

 

 

空軍系兵器、というのは意外にも見る機会に恵まれていません。

 

大抵の空軍系兵器図鑑では、「〇〇社〇〇(機種名」と表記されているのが多いですが、米空軍の主力戦闘機F-15がマクダネル・ダグラスF-15からボーイングF-15になったり、小型多目的戦闘機F-16がゼネラル・ダイナミックスF-16からロッキードF-16になったり、米海軍主力戦闘機F-14がグラマンF-14からノースロップF-14なったり……、と最近は製造者の合併や部門売却でコロコロ変わっています。

到底付いていけないのでここでは表記しません。

 

尚、ここで記載されている情報には過ちや改定がある可能性も否定できませんので、あしからず。

 

画像のない高速版はこちら

 

 

戦闘機

米国

F-4 PHANTOM II

F-16 FIGHTING FALCON

F-14 TOMCAT

F/A-18 HORNET

F-15 EAGLE

F/A-18 SUPER HORNET

日本

F-1

ZERO FIGHTER

F-2

 

攻撃機

米国

A-4 SKYHAWK

A-10 THUNDERBOLT II

A-8

AV-8 HARRIER

ヘリコプター

米国

AH-1 HUEY COBRA

CH-53E SUPER STALLION

AH-1J SEA COBRA

 

その他

日本

US-1

 

 

 

 


 

A-10 THUNDERBOLT II

A-10サンダーボルトII

全幅、全長、全高

17.53m

16.26m

 4.47m

離陸最大重量

22680kg

乗員

1名

最高速度

704km/h

航続距離、戦闘行動半径

4090km

km

エンジン

GE TF34-GE-100

40.3KN

2基

固有武装

30mm GAU-8/A機関砲

1350発

1式

 米空軍の単座対地攻撃機。正式名称はA-10サンダーボルトIIという格好いい名前が付けられているが、実際に飛ばしている操縦士らは「WARTHOG(イボイノシシ)」と呼んでいる。

 強力な機関砲を装備しており、戦車もボロボロに破壊することができる。ただ、あまりにも強力な為射撃すると機体ががたついてしまい、飛行ミッションから戻る度に完全に分解して整備する必要がある、なんて話も聞く。

 ステルス性に乏しいことから、退役に向かっているらしい。

 

 

 

30mm機関砲が望める

 

 


 

F-15 EAGLE

F-15イーグル

全幅、全長、全高

13.65m

19.43m

 5.63m

離陸最大重量

30845kg

乗員

1名

最高速度

2665km/h

航続距離、戦闘行動半径

5745km

1970km

エンジン

P&W F-100-PW-220

105.7KN

2基

固有武装

20mm M61A1バルカン砲

940発

1式

可変武装

ハードポイント

9箇所

最高10750kg

 旧ソ連軍の「マッハ3スーパー戦闘機MiG-25」に対抗して開発された制空戦闘機。MiG-25の実情が明らかになってからは、世界最強の戦闘機となる。

 イスラエル空軍に納入されたことから実戦経験は多く、敵機の撃墜数も近代の戦闘機にしては非常に高い。

 拡張性も高く、複座戦闘爆撃型のF-15Eなど、様々なタイプが開発・製造された。

 開発・製造元は、当時は戦闘機製造の最大大手だったマクダネル・ダクラス社。マクダネル・ダグラス社は後にボーイング社に買収されている。

 基本設計は60年代後半のものということから、ステルス性には乏しく、将来はF-22と交代させられる予定。

 

航空自衛隊のF-15

 

 

F-15の巨大なエンジン

 

 

 

 

 


 

F/A-18 HORNET

F/A-18ホーネット

全幅、全長、全高

11.43m

17.07m

 4.66m

離陸最大重量

10455kg

乗員

1名

最高速度

1915km/h

航続距離、戦闘行動半径

3336km

 537km

エンジン

GE F404-GE-400

71.2KN

2基

固有武装

20mm M61A1バルカン砲

570発

1式

可変武装

ハードポイント

9箇所

最高7031kg

 元は米空軍の小型戦闘機として開発されたノースロップ社のYF-17。空軍は結局ゼネラル・ダイナミックス社のYF-16(後のF-16)の採用を決める。

 海軍も同じ戦闘機を採用する筈だったが、海軍は単発のF-16では信頼性に欠けるとして双発のYF-17の採用を決めた。しかし、ノースロップ社は艦載機の経験に乏しかった為、艦載機開発・製造の経験が豊富なマクダネル・ダグラス社との共同開発を決めた。その結果誕生したのがF/A-18である。

 F/A-18は、海軍におけるハイ・ロー・ミックスのローを担う目的で採用されたが(ハイはF-14)、拡張性の高さから米海軍の主力を徐々に担うようになった。

 本来の開発者ノースロップ社は、F/A-18の陸上版(F-18L)を製造して各国に販売する予定だったが、いつの間にかマクダネル・ダグラス社が艦載版・陸上版の双方を製造することになってしまう(各国は、技術的には優れているとされていたF-18Lより、実際に米海軍で採用されているF/A-18を選んだ)。ノースロップ社はその後も軍用機開発では冷遇されることになる。

 一方、マクダネル・ダグラス社も次世代主力戦闘機の開発競争に負け、競争相手だったボーイング社に吸収されてしまった。

 F/A-18そのものは非常に成功した戦闘機だが、開発者・製造者にとっては呪いの戦闘機とも言える。

 F/A-18シリーズには大型化されたF/A-18Eスーパーホーネットが加わり、ハイ・ロー・ミックスのハイの部分を完全に担うことに。

 

 

 

 


 

F-16 FIGHTING FALCON

F-16ファイティング・ファルコン

全幅、全長、全高

 9.45m

15.03m

 5.09m

離陸最大重量

12331kg

乗員

1名

最高速度

2124km/h

航続距離、戦闘行動半径

3890km

1371km

エンジン

GE F110-GE-129

129.0KN

1基

固有武装

20mm M61A1バルカン砲

511発

1式

可変武装

ハードポイント

9箇所

最高5440kg

 F-15F-14などの主力戦闘機が高価過ぎる、という批判から開発された。

 元々航空戦を目的として開発された戦闘機である為、航空戦における戦闘能力は高く、各国の戦闘機の能力を比較する為の物差しとして長年軍事評論家などによって利用された。

 航空戦を主体として開発されたが拡張性は高く、小型ながらも爆撃などのミッションも遂行できるようになった。

 イスラエル空軍に採用されたこともあって、実戦経験はかなりあり、敵機の撃墜数も高い。

 元の開発・製造者はゼネラル・ダイナミックス社。しかし後に同社は航空機部門をロッキード社に売却している。戦闘機自体は2000機も製造され、成功したといえるが、開発・製造者も同様に成功したかというとそうでもないらしい。

 日本の航空自衛隊支援戦闘機F-2は、F-16を基に開発された。

 

飛行中のF-16

 

 

 

 

 

 


 

AV-8 HARRIER

AV-8ハリアー

全幅、全長、全高

 9.25m

14.12m

 3.55m

離陸最大重量

14061kg

乗員

1名

最高速度

965km/h

航続距離、戦闘行動半径

3890km

1115km

エンジン

RR F402-RR-406A

95.57KN

1基

固有武装

25mm GAU-12/u機関砲

150発

1式

可変武装

ハードポイント

7箇所

最高4175kg

 イギリスが開発したハリアーを米海兵隊の要請に沿って改良したもの。

 本機の最大の特徴は、垂直離着陸が可能なこと。この特性を活かして通常の戦闘機では到底無理な動きも可能。本家のイギリスでは、原型となったハリアーは航空戦でかなりの成果を挙げている。

 

小柄なAV-8

 

 


 

A-8

全幅、全長、全高

 

全長

 

全高

 

離陸最大重量

 

乗員

 

最高速度

 

航続距離、戦闘行動半径

km

km

エンジン

 

固有武装

 

可変武装

 

 

 

 

 

 


 

F-4 PHANTOM II

F-4ファントムII

全幅、全長、全高

11.77m

19.20m

 5.02m

離陸最大重量

28030kg

乗員

2名

最高速度

2301km/h

航続距離、戦闘行動半径

3180m

1270km

エンジン

GE J79-GE-17A

79.62KN

2基

固有武装

20mm M61A1バルカン砲

639発

1式

可変武装

ハードポイント

8箇所

最高7257kg

 元はマクダネル・ダグラス社が米海軍用に開発した大型双発複座艦載戦闘機。

 能力の高さから、米空軍も採用するようになった。空軍向けに開発された戦闘機を海軍が採用することは滅多にないが、その逆はよくあるらしい。

 最終的には5000機以上製造された。大型のジェット戦闘機としては異例のことである。

 本国の米国では既に退役しているが、他の国(日本航空自衛隊など)ではまだまだ使われている。

 

航空自衛隊マーキングが明確に見える